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あなたがそれを望むなら
第1章 目覚めると…
「佐伯さんのシャツは洗って乾燥機にかけてますから」
「あ、ありがとう…」

後輩にここまで迷惑をかけるなんて最低な先輩だ。
松野さんにこんなに迷惑をかけたというのに、松野さんは怒るどころか今も俺の心配をしてくれてる。

とりあえず、多大な迷惑をかけた事に違いはないが、一線を越えてなくて良かった。
こんないい子にそんな野獣みたいな真似をしてなくて良かった。

安心した俺は気を緩めてしまった。



―――ぐぅ…っ。



「……?」
「――――っ!!??」




安心した途端に俺の腹の虫が大きな声で鳴き出した。




バ、バカか、俺は…っ!!
この状況でよく腹の虫が鳴けたものだと感心する!

ホッとした瞬間に気が緩んでしまったのだ。



「ごごごごごめんっ!い、今のはその…っ!!」

恥ずかし過ぎる…っ!!
確かに昨夜は飲み会だったし、飲み会の席で腹を満たす料理なんか口に出来なかったが、この状況で今のは無しだろうっ!!

「何か食べますか?」
「え?」

ニコリと笑った松野さん。
その笑顔があまりにも優しくて、俺は安堵感から何も言えなくなってしまう。

「いや、いいっ!これ以上迷惑なんかかけられないからっ!!」

これだけ迷惑かけた上に飯までご馳走になれるかっ!!
男としても先輩としても情けなさ過ぎるわ!!
片手を差し出し遠慮する気持ちを全面的に前へおしだしたが

「あー、大丈夫ですよ。いつも一人じゃ食べ切れませんから」

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