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メサイアの灯火
第10章 マッサージ
「?家は特に教えることが多いからねぇ。これでもまだ控え目にやっている方なのよ?いきなりいろいろな事をやらせても、流石にメリアリアも手間取ってしまうでしょうし・・・」
「そっか。大変なんですね・・・」
危うく「家もそうです」と言い掛けてしまった蒼太は内心でドキリとしつつも何とかその場を取り繕った。
「でもこんな心地の良い寝顔は初めてよ?心身ともにリラックスしている証拠だわ、空気も緩んでいるしたまには良いかも知れないわね」
「あ、あはははは。そうなんだ・・・」
その後も必死に誤魔化し続ける蒼太を特に不審に思うことも無く、イレーネは“お詫びに”と言って焼きたてのクッキーと紅茶を御馳走してくれた。
1階のリビングでそれらを行儀良く頬張っているとメリアリアが目を覚まして降りてきた。
「お母さん、帰っていたの?」
「そうだよ。お前人様が来ているのに眠ったりなんかしたら失礼じゃないか」
「ごめんごめん、でも・・・」
「おばさん、僕の事は気にしないで。メリーとは今から遊んでも全然大丈夫だから!!」
「・・・そうねぇ、まだ日も高いしね。それじゃ母さんは今のうちにまた買い物に行って来るけど、留守番をお願い出来るかしら?」
「うん大丈夫。任せてよ」
「メリーと一緒に遊んでいます!!」
「そう?じゃあ悪いわね。なるべく早く帰ってくるから・・・」
そう言うとイレーネはまたいそいそと支度をして外へと出立して行った。
「・・・・・」
「あ、危なかった」
「ね、“あれ”やってたら大変だったね!?」
「うん、マッサージで良かったよ!!」
そう言い合いながらもメリアリアは蒼太にチュッと口付けをする。
「うふふふ、蒼太・・・」
「うん、メリー・・・」
二人はそう言うとどちらともなく服に手を掛けた。
「そっか。大変なんですね・・・」
危うく「家もそうです」と言い掛けてしまった蒼太は内心でドキリとしつつも何とかその場を取り繕った。
「でもこんな心地の良い寝顔は初めてよ?心身ともにリラックスしている証拠だわ、空気も緩んでいるしたまには良いかも知れないわね」
「あ、あはははは。そうなんだ・・・」
その後も必死に誤魔化し続ける蒼太を特に不審に思うことも無く、イレーネは“お詫びに”と言って焼きたてのクッキーと紅茶を御馳走してくれた。
1階のリビングでそれらを行儀良く頬張っているとメリアリアが目を覚まして降りてきた。
「お母さん、帰っていたの?」
「そうだよ。お前人様が来ているのに眠ったりなんかしたら失礼じゃないか」
「ごめんごめん、でも・・・」
「おばさん、僕の事は気にしないで。メリーとは今から遊んでも全然大丈夫だから!!」
「・・・そうねぇ、まだ日も高いしね。それじゃ母さんは今のうちにまた買い物に行って来るけど、留守番をお願い出来るかしら?」
「うん大丈夫。任せてよ」
「メリーと一緒に遊んでいます!!」
「そう?じゃあ悪いわね。なるべく早く帰ってくるから・・・」
そう言うとイレーネはまたいそいそと支度をして外へと出立して行った。
「・・・・・」
「あ、危なかった」
「ね、“あれ”やってたら大変だったね!?」
「うん、マッサージで良かったよ!!」
そう言い合いながらもメリアリアは蒼太にチュッと口付けをする。
「うふふふ、蒼太・・・」
「うん、メリー・・・」
二人はそう言うとどちらともなく服に手を掛けた。