この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕の彼女が堕ちるとき
第3章 サイは投げられた



 僕は部屋にもどった後も、卒論の報告を控えているというのに、あまり眠ることができなかった。
 目を閉じるたびに、大塚の妙に自信ありげな顔が僕の頭のなかでちらついて、僕はその嫌な残像が浮かぶたびに、首を振って打ち消さなくてはならなかった。

 結局、僕が眠りについたのは朝の3時を大きく過ぎてからだった。
 当然ながら、翌日の目覚めは最悪で、僕は何とか頭をしゃっきりさせるために、洗面台の冷たい水を何度も顔にぶつけなければならなかった。

 さらに朝食の時間も最悪だった。
 わざわざ僕の席の横に大塚が座ってきて、なれなれしく話しかけてきたからだ。
「よう、おはよう。昨日は眠れたかい?」
 大塚の声は爽やか、という感じそのもので、疲労の色はまるで見えない。

 そういう態度が挑発なのか、元々の性格なのかはわからないけど、僕にとってはひたすら不快だった。
 僕は、食パンをコーヒーで胃の中に流し込むと、しつこく話しかけてくる大塚を無視して部屋に戻った。

/67ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ