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僕の彼女が堕ちるとき
第3章 サイは投げられた
 そして、9時きっかりに、僕らゼミ生はセミナールームに集められ、一人頭10分という時間割で、各自の卒論報告が始まった。
 先生がタイムキーパーを兼ねつつ、一人目、二人目と無難な報告が進んでいく。

 もっとも4年生になってからのゼミの授業では大体、卒論のことを話しているわけで、僕らゼミ生と先生の間では、誰が、どういうテーマで卒論を書いているかなど、すでに周知のことだった。今日の報告会にしたところで、すでにゼミの授業で中間報告をしているわけで、どうやっても無難な報告にしかなりようがない、というのが本当のところだった。
 
 だが、報告の三人目は大塚だった。
 当然だが、こいつの卒論のテーマなど、僕も含めて、ゼミの全員が知らない。
 しかし、こんなチャラい遊び人みたいな奴が、まともな卒論など書いてくるわけがない。
 
 まともなものが出てくるとすれば、ネットの論文のコピペかなんかじゃないだろうか。
 しょぼい報告をして恥をかくか、コピペがばれて先生に怒られてくれ、と僕はニヤニヤしながら大塚の報告を待っていた。

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