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こいのうた。
第15章 二つの影
連れていかれたのは、お洒落な服がたくさん列んだお店だった。

「え! 私、いまお金持ってないよ」

「大丈夫大丈夫♪」

慣れた様子で女物の服を品定めしている。

「これと~これとこれ、ください」

一華の意見も聞かずに勝手に会計まで済ませる大丞。


「一華ちゃん、これ着てみて」

試着室に強引に押し込まれ、とりあえず言われるがまま着替えてカーテンを開ける。

「おっ!見立て通り、バッチリ似合うね」

一華も、鏡でみて、その抜群なファッションセンスに驚いてしまう。

「すごい…でも悪いよっ…お金あとで返すから!」

「いいよ、気にしないで。それより、コーディネーターになれそうじゃない?おれ」

「うん…」

「じゃあ本命の場所行こう」

またしても強引に連れていかれる。

「どこいくの?!」

「内緒♪」

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