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こいのうた。
第16章 仄香る
その頃―――

大丞は、寝てる一華の隣に座って頭を撫でていた。

京丞が修学旅行に行った日から、毎日一華と会っていたのだ。


連絡がとれない彼氏。
触れ合える男。

一華は、同じ顔を相手にどうしても想いを止められなかった。

今まで京丞と出会ってから、毎日のようにお互い求めあっていたために、セックス依存症になっていた。

独りでいるのが怖い。
誰かと触れていないと苦しい。


そんな気持ちを、京丞に全て伝えるつもりでいた。

受け止めてもらおうなんて考えてはいない。
全てを知って欲しい。

そう思った。
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