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こいのうた。
第17章 妖艷
京丞と一華は、身なりを整えて、屋上の扉に手をかけた。

閉めたはずの扉が、少し開いている。

そっと覗くと、目をつぶって下半身を露に自慰をしている男が座っている。

「待生さん…」

一華の名前をつぶやきながら扱いていたのだ。


京丞が立ち止まったので不思議に思った一華は、京丞の腕の隙間からのぞき込む。



「村瀬くん?!」


妄想の中を彷徨していた村瀬は、突如 現実に引き戻される。

「えっ!…あ!!待生さん…! え…!」

パニックで下半身を隠すのを忘れて立ち上がる村瀬。
緩んだズボンがスルッと脱げる。


京丞は咄嗟に一華を後ろに追いやる。


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