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こいのうた。
第18章 本性
屋上で村瀬に覗かれてから、京丞はほとんど一華と一緒に行動していた。

登下校や休み時間、昼休み、放課後。


京丞のカンは鋭く、村瀬の姿を度々発見した。

教室以外で一華と二人きりになる時を伺っているように思えた。


「一華ちゃん、村瀬になんかされてない?」

「大丈夫だよ〜?」

「…今も…向こうからこっち見てる」

「え?!」

一華は全く気づいていないのか、京丞の言葉に本気で驚く。

「見ちゃダメ、気づいたのバレる」

慌てて一華の視線を変えさせる。


「俺といるとき、いつも近くにいる。気をつけて」

「教室では普通なのに…」

「二人きりになりたいんじゃない? 教室じゃ何も仕掛けてこないかも…」

「どうしよう」

「本性あらわしたか……とりあえず場所変えよう」


そう言うと、一華の手を引いて何気なく裏庭から中庭に移動する。

「こないだのこと脅して何かしてくるつもりかなぁ」

「写真とられてなきゃ大丈夫だと思うけど…あのテの奴は、何するかわかんないからな」

「やだな…隣の席だし…」

「何かあったら絶対連絡して」

「うん…」

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