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生け贄企業
第1章 生け贄企業

6月25日の朝8時半頃であった。
ところ変わって、孫市夫婦の一家が暮らしている家にて…
家族4人は、朝寝坊をしていた。
(ピンポン…)
白のブラウス1枚の姿の臨子は、玄関の呼び鈴で目ざめた。
「はーい。」
臨子は、眠い目をこすりながら玄関に行った。
(ガチャッ…)
臨子がドアを開けた時、となり近所の奥さまが、ひどくイラついた状態で玄関に立っていたのが見えた。
「あら、二神さんちの奥さま。」
「臨子さん、朝の眠いときにスマンのやけど、話し聞いてもらえるやろか?」
「お話し?」
「あんた、ゆうべ有津屋(あろづや)公園で高校生の女の子がレイプ殺人事件に巻き込まれて亡くなったニュースをしっとるかしら!?」
「有津屋公園…」
「せとうちバスの営業所の付近にある公園よ!!」
「あっ、そうだったわ…思い出したわ。」
「思い出したのね…あのねえ、さっき池尻さんの奧さんから聞いたんだけどねぇ…亡くなった女の子は、藤高(ふじたか)さんの家のご主人の長女さんだったのよ。」
「藤高さんって…ショッケンの人事担当者の男性…」
この時、臨子は亡くなった女子高生がショッケンの人事担当者の長女さんだと言うことをとなり近所の奧さんから聞いたので、思わずゼックした。
ひどくとまどっている臨子に対して、となり近所の奥さまはヘーゼンとした口調で言うた。
ところ変わって、孫市夫婦の一家が暮らしている家にて…
家族4人は、朝寝坊をしていた。
(ピンポン…)
白のブラウス1枚の姿の臨子は、玄関の呼び鈴で目ざめた。
「はーい。」
臨子は、眠い目をこすりながら玄関に行った。
(ガチャッ…)
臨子がドアを開けた時、となり近所の奥さまが、ひどくイラついた状態で玄関に立っていたのが見えた。
「あら、二神さんちの奥さま。」
「臨子さん、朝の眠いときにスマンのやけど、話し聞いてもらえるやろか?」
「お話し?」
「あんた、ゆうべ有津屋(あろづや)公園で高校生の女の子がレイプ殺人事件に巻き込まれて亡くなったニュースをしっとるかしら!?」
「有津屋公園…」
「せとうちバスの営業所の付近にある公園よ!!」
「あっ、そうだったわ…思い出したわ。」
「思い出したのね…あのねえ、さっき池尻さんの奧さんから聞いたんだけどねぇ…亡くなった女の子は、藤高(ふじたか)さんの家のご主人の長女さんだったのよ。」
「藤高さんって…ショッケンの人事担当者の男性…」
この時、臨子は亡くなった女子高生がショッケンの人事担当者の長女さんだと言うことをとなり近所の奧さんから聞いたので、思わずゼックした。
ひどくとまどっている臨子に対して、となり近所の奥さまはヘーゼンとした口調で言うた。

