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スカーレット オーク
第20章 20 ペンションの夜

部屋に帰って緋紗がベッドに座ると直樹も隣に腰かけた。
緋紗の背中に緊張感が走る。
「一緒に寝る?」
聞かれて緋紗は小さくうなずいた。
「でも小さいね。ちょっと立って」
直樹はシングルベッドを軽く動かしてくっつけた。
「軽いと便利だね」
ついでに立っている緋紗も抱き上げてベッドに乗せる。
そしてサイドテーブルのランプをつけて部屋の照明を落とし緋紗の眼鏡をはずす。
「会いたかったよ」
「私もです」
やっと落ち着いて二人きりになれたと思って緋紗は落ち着きを取り戻してきていた。
直樹が口づけをするので目を閉じた。
唇の感触を楽しんでうっとりしていると直樹が緋紗をベッドに倒してパジャマのボタンを外し始める。――パジャマの生地が似てる……。
されるがままになっていると突然『ガタッ』と隣の部屋から音がし、更にボソボソと話し声がなんとなく聞こえる。
気になり始めると緋紗は集中力を失い始めてしまった。
直樹の愛撫に集中できない。
抱かれたくてここにいるのに、今からの行為が隣に筒抜けになるのではないかと思うとテンションが下がってしまう。
緋紗の背中に緊張感が走る。
「一緒に寝る?」
聞かれて緋紗は小さくうなずいた。
「でも小さいね。ちょっと立って」
直樹はシングルベッドを軽く動かしてくっつけた。
「軽いと便利だね」
ついでに立っている緋紗も抱き上げてベッドに乗せる。
そしてサイドテーブルのランプをつけて部屋の照明を落とし緋紗の眼鏡をはずす。
「会いたかったよ」
「私もです」
やっと落ち着いて二人きりになれたと思って緋紗は落ち着きを取り戻してきていた。
直樹が口づけをするので目を閉じた。
唇の感触を楽しんでうっとりしていると直樹が緋紗をベッドに倒してパジャマのボタンを外し始める。――パジャマの生地が似てる……。
されるがままになっていると突然『ガタッ』と隣の部屋から音がし、更にボソボソと話し声がなんとなく聞こえる。
気になり始めると緋紗は集中力を失い始めてしまった。
直樹の愛撫に集中できない。
抱かれたくてここにいるのに、今からの行為が隣に筒抜けになるのではないかと思うとテンションが下がってしまう。

