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スカーレット オーク
第46章 46 同窓会
「林業ってさ。どう?俺のとこ七月いっぱいで閉めるんだ。他の奴らも似たような製紙工場だからそこへ転職してもなんだか不安でな。ちょっと色々聞いて回ってるんだ」
「うちはたぶん一生勤められると思う。倒産はないんじゃないかな。でも給料も低いぞ。最初の三年くらい手取り二十ないだろうな。今六年目でやっと二十超えたよ。結婚してたっけ?」
「うん。結婚はもう七年目で子供も小一と三歳なんだ。二十切るかあ……」
「子供ってかかるんだろ?」
「まあなあ。嫁は子供を来年幼稚園に入れて、小学校に上がるまで働かないつもりだったんだが、今回の件でもう来年から働くつもりなんだ」
「共働きでもきついのか」
「うん。嫁はなかなか教育熱心でさ。習い事と塾にかかるんだよ。しかも娘二人だからかかるのってなんのって……」
ため息をつく斎藤に直樹は、「そんなにかかるんじゃうちは勧められないよ。人手はないから、いつでも歓迎だけど基本きついし危ないからな」と、正直に話した。
「そうかあ。俺的にはきついのも危ないのも平気な方だし人間関係でストレスたまるよりは肉体労働のほうが好きなんだよな」
「まあ。俺もそうだよ」
「うちはたぶん一生勤められると思う。倒産はないんじゃないかな。でも給料も低いぞ。最初の三年くらい手取り二十ないだろうな。今六年目でやっと二十超えたよ。結婚してたっけ?」
「うん。結婚はもう七年目で子供も小一と三歳なんだ。二十切るかあ……」
「子供ってかかるんだろ?」
「まあなあ。嫁は子供を来年幼稚園に入れて、小学校に上がるまで働かないつもりだったんだが、今回の件でもう来年から働くつもりなんだ」
「共働きでもきついのか」
「うん。嫁はなかなか教育熱心でさ。習い事と塾にかかるんだよ。しかも娘二人だからかかるのってなんのって……」
ため息をつく斎藤に直樹は、「そんなにかかるんじゃうちは勧められないよ。人手はないから、いつでも歓迎だけど基本きついし危ないからな」と、正直に話した。
「そうかあ。俺的にはきついのも危ないのも平気な方だし人間関係でストレスたまるよりは肉体労働のほうが好きなんだよな」
「まあ。俺もそうだよ」