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スカーレット オーク
第6章 6 大友家

「お帰りなさーい」
兄嫁の早苗の明るく大きな声が聞こえる。
「義姉さんいらっしゃい」
「お疲れ様。いつも頑張ってるわね」
「まあ、好きなことだからね。母さんは?」
「ああ、お義母さんは上で聖乃の相手をしてくれてるのよ。上がったらついでに、もう夕飯ができるって声をかけてもらえないかしら」
「いいよ」
直樹は二階の自分の部屋に荷物を置いてその隣の部屋の母に声をかけた。
「母さん、ただいま。聖乃もただいま」
「あら直樹おかえり。ほら、おじちゃん帰ったよ」
一歳になったばかりの聖乃が直樹をぼんやり見つめる。
「もう夕飯ができるらしいよ」
「あら、もうそんな時間なのね。ちょっと遊びすぎちゃったわ」
「義姉さんに任せてれば大丈夫しょ」
直樹はまた自分の部屋に入ってスーツを脱ぎ、シャツのボタンをはずしながら緋紗のことを思い返した。――面白い子だったな。反応もよくて。
スエットに着替えながら緋紗の中性的な肢体を思い出しそうになったとき、背後から、「黄昏てないで飯にしようぜ。」と、颯介の声が聞こえ苦笑しながら階段を降りた。
兄嫁の早苗の明るく大きな声が聞こえる。
「義姉さんいらっしゃい」
「お疲れ様。いつも頑張ってるわね」
「まあ、好きなことだからね。母さんは?」
「ああ、お義母さんは上で聖乃の相手をしてくれてるのよ。上がったらついでに、もう夕飯ができるって声をかけてもらえないかしら」
「いいよ」
直樹は二階の自分の部屋に荷物を置いてその隣の部屋の母に声をかけた。
「母さん、ただいま。聖乃もただいま」
「あら直樹おかえり。ほら、おじちゃん帰ったよ」
一歳になったばかりの聖乃が直樹をぼんやり見つめる。
「もう夕飯ができるらしいよ」
「あら、もうそんな時間なのね。ちょっと遊びすぎちゃったわ」
「義姉さんに任せてれば大丈夫しょ」
直樹はまた自分の部屋に入ってスーツを脱ぎ、シャツのボタンをはずしながら緋紗のことを思い返した。――面白い子だったな。反応もよくて。
スエットに着替えながら緋紗の中性的な肢体を思い出しそうになったとき、背後から、「黄昏てないで飯にしようぜ。」と、颯介の声が聞こえ苦笑しながら階段を降りた。

