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スカーレット オーク
第9章 9 約束の日
バー『コリンズ』にすぐ着く。
階段をあがりながら今日はスニーカーだから大丈夫としっかり踏みしめた。
「こんばんはー」
「ああ女のお弟子さん。いらっしゃい」
大友も入った。
「こんばんは」
「ああー。キコリの人~」
――さすがマスター。
緋紗は人を覚えることが早いマスターにいつも感心する。
前と同じカウンターの席に腰かけた。
「二人で前回の続き?よく来てくれました。ごひいきにお願いしますね~」
長くバーを経営しているマスターは立ち入らないしおせっかいもないが話せば聞いてくれるしアドバイスもくれたりする。
「今日は何を差し上げましょ」
「僕はマティーニを」
「私も」
「了解です。しばしお待ちを」
おしぼりとミックスナッツを渡してカクテルの準備を始めた。
ここに寄ったのは良かったかもしれない。
ちょっとした前振りもあるほうがいいだろうと緋紗は思った。
階段をあがりながら今日はスニーカーだから大丈夫としっかり踏みしめた。
「こんばんはー」
「ああ女のお弟子さん。いらっしゃい」
大友も入った。
「こんばんは」
「ああー。キコリの人~」
――さすがマスター。
緋紗は人を覚えることが早いマスターにいつも感心する。
前と同じカウンターの席に腰かけた。
「二人で前回の続き?よく来てくれました。ごひいきにお願いしますね~」
長くバーを経営しているマスターは立ち入らないしおせっかいもないが話せば聞いてくれるしアドバイスもくれたりする。
「今日は何を差し上げましょ」
「僕はマティーニを」
「私も」
「了解です。しばしお待ちを」
おしぼりとミックスナッツを渡してカクテルの準備を始めた。
ここに寄ったのは良かったかもしれない。
ちょっとした前振りもあるほうがいいだろうと緋紗は思った。