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スカーレット オーク
第10章 10 ラブホテル
「入ろうよ」

 大友の誘いにハッとして自分の目的を思い出した。

「先に入っててください」

 緋紗は少し躊躇って言った。

「ん。じゃあ入っているよ」

 大友は素直に従う。――先に入って待った方がよかったんだろうか。

 一緒に服を脱いだり、裸になったり本来そういう部分から行為の共有があるのだろうが、なんだか躊躇われた。
シャワー音が聞こえる。――あ、入るのを待ってお風呂から見られるより今入ったほうがどさくさに紛れるかな。

 そう思いついて緋紗は眼鏡を取り急いで服を脱ぎバスルームに向かった。
ドアを開けると大友が立ってシャワーを使っていた。――わ。まっぱ。

 浴室は結構明るかった。
入ってきた緋紗に気付いて笑いながら大友は緋紗の手を取り、「おいで」と、引っ張った。
右手でなんとなく身体を隠して大友のそばに立つ。

「風邪をひくといけないよ」

 優しく言われて素直にうなずいた。――眼鏡ない。
 大友の眼鏡が外されていることに少し安心し緋紗はシャンプーを手に取った。

「洗ってあげよう」

 大友がバスチェアに腰かけさせられ髪を洗っている緋紗の身体に泡を塗り始める。
びっくりしたが両手がふさがっているのでなすすべもなくされるがままになった。
首筋から背中にかけて撫でるように洗われる。
乳房から腰にかけて同じように洗われ、緋紗は髪を流しながら大友のてのひらの感じを味わっていた。
上半身が大きく繊細な手でまんべんなく撫でまわされ緋紗は気持ちよくてぼぅっとなってくる。

「大友さんは洗った?」

 ぼんやりして緋紗は聞いた。

「髪だけ」
「じゃ私も洗ってあげる」

 緋紗もスポンジでボディーソープを泡立てた。
立っている大友と交代して座らせ自分がされたのと同じように首筋から背中を洗う。
前を向いて胸を洗い始めた。
背中もそうだが胸も肩も腕も筋肉がきれいについていて、とても逞しくて素敵だ。
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