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旧公爵令嬢 漆原ノア〜恥辱の3日間
第31章 3日目(2)
目の前のドアが開いた。
そして、入って来たのは勢の低い男だった。
今まで、背の低い男はノアには何もしなかった。
そして、会話もほとんどしたことがなかった。
その背の低い男は、まっすぐにノアに向かって歩いて来る。
ノアの目の前に立った背の低い男。
何も言わずとても不気味だった。
ノアは、意を決して背の低い男に話しかけた。
「他の人はどうなさったの?」
ノアは、鋭く睨みながら、背の低い男に尋ねた。
しかし、背の低い男は、何も言わず無表情でノアを見つめていた。
「なぜ……何も言わないのですか? 答えて頂きたいですわ」
ノアがそう言っても、無表情で見つめる背の低い男。
「いい加減にして欲しいですわ。何かいいなさい!!」
この状況に、ノアの心は耐えられなくなっていた。
つい声が大きくなった。
『ブーン……ブーン』
突然、蜂が飛んでいるような音が聞こえてきた。
「な……何の……何の音です……」
ノアは、得体の知れない音に、パニックになり始めていた。
「く……うん……うん」
何とか鎖をほどこうと、またカラダを動かした。
だが、鎖はほどけるどころか、ノアの白い肌にめり込む。
「ほどけるわけないよ。鎖なんだから……それに見つかっちゃったね」
やっと喋ったと思ったら、意味不明なことを言う背の低い男。
しかも薄気味悪く笑ってる。
「な……何が……見つかっちゃったっていうのですか?」
「お姉さん……コレ……コレだよ」
そう言って、背の低い男は右手に握ってるものをノアに見せた。
「そ……それはなんですの……」
ノアは、その得体の知れないものを、見たことがなかった。
しかし、それがさっきから聞こえる『ブーン』という音の正体であることはわかった。
「そーかぁーーお姉さん……わからないんだね。コレが何か……でもよく考えてみれば、わからないのも無理ないかぁーー」
「だ……だから……なんですの……それは……」
相変わらず、薄気味悪い笑みを、浮かべている背の低い男。
「コレはねえ……僕の友達だよ。やっと友達で遊んでいいって許可が下りたんだ」
そして、入って来たのは勢の低い男だった。
今まで、背の低い男はノアには何もしなかった。
そして、会話もほとんどしたことがなかった。
その背の低い男は、まっすぐにノアに向かって歩いて来る。
ノアの目の前に立った背の低い男。
何も言わずとても不気味だった。
ノアは、意を決して背の低い男に話しかけた。
「他の人はどうなさったの?」
ノアは、鋭く睨みながら、背の低い男に尋ねた。
しかし、背の低い男は、何も言わず無表情でノアを見つめていた。
「なぜ……何も言わないのですか? 答えて頂きたいですわ」
ノアがそう言っても、無表情で見つめる背の低い男。
「いい加減にして欲しいですわ。何かいいなさい!!」
この状況に、ノアの心は耐えられなくなっていた。
つい声が大きくなった。
『ブーン……ブーン』
突然、蜂が飛んでいるような音が聞こえてきた。
「な……何の……何の音です……」
ノアは、得体の知れない音に、パニックになり始めていた。
「く……うん……うん」
何とか鎖をほどこうと、またカラダを動かした。
だが、鎖はほどけるどころか、ノアの白い肌にめり込む。
「ほどけるわけないよ。鎖なんだから……それに見つかっちゃったね」
やっと喋ったと思ったら、意味不明なことを言う背の低い男。
しかも薄気味悪く笑ってる。
「な……何が……見つかっちゃったっていうのですか?」
「お姉さん……コレ……コレだよ」
そう言って、背の低い男は右手に握ってるものをノアに見せた。
「そ……それはなんですの……」
ノアは、その得体の知れないものを、見たことがなかった。
しかし、それがさっきから聞こえる『ブーン』という音の正体であることはわかった。
「そーかぁーーお姉さん……わからないんだね。コレが何か……でもよく考えてみれば、わからないのも無理ないかぁーー」
「だ……だから……なんですの……それは……」
相変わらず、薄気味悪い笑みを、浮かべている背の低い男。
「コレはねえ……僕の友達だよ。やっと友達で遊んでいいって許可が下りたんだ」