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旧公爵令嬢 漆原ノア〜恥辱の3日間
第61章 3日目(32)
ノアの手の中で、木崎のイチモツは生きていることを証明するかのように、ピクピクと脈を打っていた。

「き……木崎……」
ノアはそう囁いて、木崎を見つめた。
木崎は、恥ずかしいのか目を瞑っている。

こんなことにならなかったら……。
木崎のイチモツを、握ることなんてなかった。

「使用人……よかったな……大好きなお嬢様に、イチモツを握ってもらって……それに……さすがの使用人も、お嬢様の痴態に興奮したってことか……どうだ? お嬢様のおカラダを舐めて、興奮したか?」

木崎が答え難い質問をわざとする孫野健一。
「おい!! 答えろよ……答えないと……」
「こ……興奮してしまいました!!」

木崎は、孫野健一の言葉を遮るように、大きな声で答えた。
「なかなか張り切ってますね。そんな大声出さなくても、わかりますよ」
木崎の反応に、薄ら笑いを浮かべるガッチリした男。

「まあ……しょうがねえだろ……使用人も必死なんだよ。ところで使用人……そんな、ビンビンになってるのはいつからだ?」

「孫野様もずいぶん、意地悪な質問するね」
背の低い男が、無邪気に笑っている。

「意地悪じゃないぜ……アマにはちゃんと、男って生き物がどういう生き物か、知ってもらおうと思ってるんだよ。これも調教の一環だ」

そう言った、孫野健一をノアはキリッと睨んだ。
「アマ……そんな睨んだってダメだぜ……もう俺はお前が完堕ちするまで、どんな手だって使うんだからな……」

『卑怯者……』
ノアは、そう罵りたい気持ちをグッと堪えた。
そんなことをすれば、自分たちの運命が、また悪くなることは目に見えていたからだ。

「さあ……使用人……答えろよ……」
「そ……それは……」
ノアを見つめる木崎。

「お……お嬢様のお……おカラダを、舐めている時からです」

「おいおいおい……ウソはいけないな……使用人……お前……お嬢様が、俺らに犯されてる時から、イチモツがビンビンになってただろ?」

ノアは、木崎を見つめた。
『そうなの?』という視線で……。
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