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Backside storys
第1章 小鳥遊 真紀
とんぼ玉は、模様の付け方によって、パウダー、パーツ、ドットから選べて。私らはパーツを付けるのを選ぶ。

はじめにとんぼ玉のベースの色を決めて、バーナーで炙る。スタッフさんがついてちゃんと教えてくれるから、そこは初心者でも平気。

熔けたガラスをステンレス芯に巻きつけ、流れへんように片手でくるくる芯を回転させてると、だんだんと形が丸く整ってきて。そこに模様になるパーツの小さいガラスをつける。金太郎飴みたいなちっちゃいパーツを解けたガラスに押し付けると、溶けて馴染む。
模様がついたら砂の中に入れて、冷ます。時間は1時間ほどかかると言われたから、そのままミュージアムの中を彷徨いたり、外でお茶したりして、時間を潰してから取りに行く。お互いの選んだ、ネイビーとえんじ色のとんぼ玉。革紐を通してストラップにしたけど、携帯につけると画面に傷がつきそうやし、最悪ディスプレイが割れる可能性もあるし、家の鍵とかにつけるととんぼ玉の方が欠けそうやったから、通勤バッグのファスナーのつまみのところにつけることにした。

彼の誕生日も、当日は仕事で一緒に過ごされへんかったけど、近い日に会う事はできて。事前になんか欲しいもんある?と聞いたけど、俺が大したことできてないのにモノなんか要らん、ご飯作って、と言われたから、美味しいケーキを買って、腕によりをかけてご馳走を準備した。
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