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Backside storys
第1章 小鳥遊 真紀
暗闇に溶け込みそうになってた私の耳にいきなり
「小鳥遊さん、俺、めっちゃ腹が減ってるんですけど、ピザ頼みません?あ、そんな気分じゃないか…えっと、頼んでもいいですか…?」
思わず顔を戻したらタオルが落ちて、慌てて受け取る。言うてから気まずそうに頬を掻く井上くんが可愛くて、プッと吹き出した。
「うん、えぇね。私もなんかお腹すいてきたわ。」
ピザを注文し、改めて椅子に座り直す。
「えーっと。話してくれますか?」
私は頷いて、ことの次第を話した。井上くんはウンウンと頷きながら聞いてくれた。
隠し撮りのスリーショットも見せた。
「あ、あの、ホントに離婚してて、奥さんが再婚して、妊娠してる可能性は?」
そんなこと…考えもせんかった…けど…それはナイと思う…
「法的には、女性は離婚後半年以上たたんと再婚できひんでしょ。
彼の話を信じるなら私と知り合う少し前に離婚してて、私と付き合って1年弱で、奥さんの、妊娠月齢がこのお腹やと、多分6〜7ヶ月ってとこやと思うから、物理的に計算が合わんもん。それに、もし仮に奥さんも浮気してたとか、お腹の子の父親が彼じゃないんやとしたら、離婚でローンがっつり残った家とられたりせんと思う。離婚後に奥さんに恋人ができて妊娠してるなら、2人ともこんな自然な笑顔で歩けるかなぁ。私はムリやわ。
井上くんはオトコとしてどう思う?別の男の子供を身ごもった元奥さんを、こんな優しい目で、見れる?」
「どう、かなぁ。カナリ難しいとは、思います。ただ、経験がないので、何とも…」
ハイ、論破。
「小鳥遊さん、俺、めっちゃ腹が減ってるんですけど、ピザ頼みません?あ、そんな気分じゃないか…えっと、頼んでもいいですか…?」
思わず顔を戻したらタオルが落ちて、慌てて受け取る。言うてから気まずそうに頬を掻く井上くんが可愛くて、プッと吹き出した。
「うん、えぇね。私もなんかお腹すいてきたわ。」
ピザを注文し、改めて椅子に座り直す。
「えーっと。話してくれますか?」
私は頷いて、ことの次第を話した。井上くんはウンウンと頷きながら聞いてくれた。
隠し撮りのスリーショットも見せた。
「あ、あの、ホントに離婚してて、奥さんが再婚して、妊娠してる可能性は?」
そんなこと…考えもせんかった…けど…それはナイと思う…
「法的には、女性は離婚後半年以上たたんと再婚できひんでしょ。
彼の話を信じるなら私と知り合う少し前に離婚してて、私と付き合って1年弱で、奥さんの、妊娠月齢がこのお腹やと、多分6〜7ヶ月ってとこやと思うから、物理的に計算が合わんもん。それに、もし仮に奥さんも浮気してたとか、お腹の子の父親が彼じゃないんやとしたら、離婚でローンがっつり残った家とられたりせんと思う。離婚後に奥さんに恋人ができて妊娠してるなら、2人ともこんな自然な笑顔で歩けるかなぁ。私はムリやわ。
井上くんはオトコとしてどう思う?別の男の子供を身ごもった元奥さんを、こんな優しい目で、見れる?」
「どう、かなぁ。カナリ難しいとは、思います。ただ、経験がないので、何とも…」
ハイ、論破。