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Backside storys
第1章 小鳥遊 真紀
近くのカフェでお茶を飲みながら、携帯の番号を交換して。
色々話した。

ふと見た彼の左手の薬指に、指輪灼けがあって。思わず目線が止まる。

「指輪、してたの?」

「やっぱ分かる?女のコって鋭いもんな〜。バツイチですゥ」

薬指の付け根を触りながら困ったように笑う。

「そうなん?」

「今日日バツイチくらい珍しくもないやろ。」

「まぁね。」

「…気になる?」

「別に。」

「…正直言うと、終わった話いつまでも蒸し返されるんは、あんまりいい気分ではない。けど、疑われるのも嫌やし、隠すもんはないからなんでも聞いて。」

後ろ暗いところのある人は、きっと隠そうとする。でも、誰やって踏み込まれたくない領域があるのも、ホントのことやろう。だから、彼のその言葉は本音なんやと、信じた。
そして、本音で喋ってくれる人の、過去の終わったことをアレコレ突き回すのは…オトナとして、どうかな、とも思う。
だから、それ以上は、聞かへんかった。
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