パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 小鳥遊　真紀

彼と付き合うようになって、2ヶ月。

彼についてわかったことは、結婚してたとき、西神あたりのマンションを買ってたこと。
奥さんと娘にマンションを明け渡して今は実家暮らし。
やけど実家にはお兄さん夫婦が前から同居してるから肩身が狭い立場やってこと。
実家を出ようにもマンションのローンと養育費で毎月カツカツで、出るに出られへん、ということ。

私の部屋はレディースマンションで、1〜2泊する分には別に問題ないけど、同棲となると苦情が来る可能性もあった。

それに、一緒に住む？という提案には、

「いやぁ…犬の散歩がね、俺の担当なんやわ…実家に置いてもろてる立場やからそのくらいはせんとね…だから泊まりは…ちょっと厳しい。ま、できそうなときは泊まらして貰うわ。週末も、親の手伝いせなあかんこともあるし、いつでも空いてるわけやないんやけど、ま、平日の夜は10時迄に帰れば大丈夫やから。」

その時間を過ぎると、散歩のタイムリミットが過ぎた犬がけたたましく吠えて近所迷惑になるから、て理由の、門限。
散歩を催促する犬の動画が送られてきて納得した。