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Backside storys
第4章 芳川 翠 & 玄 徹匠 ー13years agoー
と言われて、カエルのうたとか、聖者の行進とか、音階が結構あって、短い曲を何度も練習して。
それも最初はできなかったけど、ちょっとずつ出来ていって、できると先生の言った通り達成感があって。
次の曲に行く前に、と自分が苦手なところを重点的に練習した。
出来なかったことが出来るようになる、とか、あ、こうやればイイんだ!てコツが掴めると、すごく嬉しくて、皆が休憩してる時とか、まだ来てない時間も、1人で練習したりした。
そんなある日、いつものように練習しながら、ふ、と顔を上げると、窓の外、廊下に誰か居て。私が気づいて見てるのに気づくと、ふっと目を逸らして去っていく。
その金髪には見覚えがあった。
「玄くんに見張られてる?何で?何かしたの?みどりん」
「何にもしてないよ!する訳ないでしょ!」
「でも、じゃあ何で見張られてるの?」
「知らないよ!だから怖いんだってば!」
「あ!もしかして…」
それも最初はできなかったけど、ちょっとずつ出来ていって、できると先生の言った通り達成感があって。
次の曲に行く前に、と自分が苦手なところを重点的に練習した。
出来なかったことが出来るようになる、とか、あ、こうやればイイんだ!てコツが掴めると、すごく嬉しくて、皆が休憩してる時とか、まだ来てない時間も、1人で練習したりした。
そんなある日、いつものように練習しながら、ふ、と顔を上げると、窓の外、廊下に誰か居て。私が気づいて見てるのに気づくと、ふっと目を逸らして去っていく。
その金髪には見覚えがあった。
「玄くんに見張られてる?何で?何かしたの?みどりん」
「何にもしてないよ!する訳ないでしょ!」
「でも、じゃあ何で見張られてるの?」
「知らないよ!だから怖いんだってば!」
「あ!もしかして…」