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真昼の月
第3章 後編
「オレ…ひょっとしたらだまされたのかもしれない。」
「だまされたって?」
「高校にいた時のセンコウにだまされた!!」
「高校のセンコウにだまされた?」
「そうだよ!!」
「どんな風にだまされたのだよ?」
「卒業後の進路のことでだまされたんや!!オレ…ホンマのことを言うたら、高校を卒業したら大阪へ行きたかった…調理師専門学校へ行って、パティシエになりたいと思って準備をしていた…だけど、オヤジが酒のせいで専門学校へ行けなかった…その時に担任の先生が専門学校へ行くことができる方法があるぞと言うたから、飯田へきた…お給料は固定給で20万円…お給料から天引き貯金ができるぞ…天引き貯金がたまったら大阪の専門学校へ行くことができるぞと言うからその通りにした…けど…みーんなデタラメなんだよ…ケッ…」
「そういえば、お給料が固定給ではなく時給制だったよな!!」
「そのような原因は、社長(アホンダラ)の骨とう趣味なんだよ!!」
「そうだそうだ!!社長(アホンダラ)の骨とう趣味のせいだよ!!」
「経営で成功したゼニはぜーんぶ社長(アホンダラ)の骨とう品の購入に使われているから給料が上がらないのだよ!!」
「オレたちは絶対に会社を許すことはできない!!」
「そうだそうだ!!」

4人の従業員さんたちは、職場の不満を口々に言いながらかけマージャンをしていた。

この最近であったが、会社の売り上げが11年間連続で落ち込んでいた。

ボーナスが出ていないことに加えて、9月支給のお給料から長野県の最低賃金の3分の1ないし3分の2をへらすと言う知らせがあったので、従業員さんたちの不満が爆発する寸前におちいっていた。

だから、大規模な暴動が発生する危険をはらんでいた。

彼らは、このあと夜明けまでかけマージャンに夢中になっていた。
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