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真昼の月
第4章 最終回
時は夕方5時過ぎのことであった。

場所は、伊那市高遠町藤沢の山中にあるゴルフ場にて…

けいぞうが勤務している職場の社長さんと駒ヶ根市で暮らしている知人のヤクザ組織のメンバーたちが接待ゴルフを終えた後、黒のキャデラックに乗って、伊那市内にある高級料亭へ向かおうとしていた。

黒のキャデラックは、国道152号線を南下して伊那市内へ向かおうとしていた。

そこへ、突然マゼンタのマツダRX7が黒のキャデラックの前に出てきて、あおり運転をしていた。

(キキキキキキ!!グオーン!!グオーン!!)

マゼンタのマツダRX7は、数分間にわたって黒のキャデラックの前であおり運転をしたあと、車の進路をふさいだ。

そして…

(ズドーン!!ズドーン!!ズドーン!!)

構成員の男と若い従業員さんたちのリーダーの男性は、職場の社長さんと知人の組長の男とナンバーツーの男を撃ち殺した後、キャデラックに手りゅう弾を投げて大破させて逃げた。

(ドカーン!!)

キャデラックは、大爆発を起こした後に炎上した。

構成員の男と若い従業員さんたちのリーダーの男性は、事件を起こした後に車にのって逃げ回っていた。

その翌朝のことであった。

伊那市でけいぞうが勤務していた職場の社長さんがヤクザ組織の親分と付き合いがあったことがテレビの報道番組で報じられたので、騒ぎが大きくなった。
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