この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
独占欲に捕らわれて*Regret
第5章 平穏へ
「も、無理……イぐ……! う、あああぁ……!」
手枷の鎖じゃらじゃら言わせながら 何度目か分からない絶頂を迎えると、紅玲は意識を手放した。千聖はゆっくり紅玲の上から降りると、玩具を全て外し、コンドームの先端をつまんで引っ張った。紅玲の精液が潤滑剤の役目を果たし、つるりと抜ける。室内に青臭くもほんのり甘い匂いが充満する。
「もったいないわね」
うっとりと精液まみれのペニスを見つめると、精液をねっとりと舐めとる。酒も飲まず、煙草も時々吸う程度だからか、彼の精液はほのかに甘い。この味にするために、千聖が最低でも週に4回は果物を彼に食べさせているというのもあるが。
紅玲のペニスはさすがに勃ちはしないものの感じてはいるらしく、時折彼の口から甘い声が漏れる。
「たまにはお仕置きする側も悪くないわね。だから、またおイタしてもいいのよ?」
そう言って紅玲の額にキスを落とすと、いつも彼がやっているように躯を拭き、服を着せた。体格差で苦戦したが、なんとかできた。さすがにシーツを取り替えるほどの体力は残っておらず、手枷を外す。赤くなってしまった手首にもキスを落とすと、紅玲を抱きしめて眠った。
「んん……」
紅玲が目を覚ましたのは真夜中のこと。真っ暗な部屋の中で空腹に気づくも、強烈な倦怠感で動けそうにない。喉がヒリついて咳き込み、千聖のサディスティックな笑みを思い出す。
(チサちゃん、いつもこんなだるいのかな? 今度からもう少し加減しよ……)
そんなことをぼんやり考えていると、電気がついた。眩しさのあまり目を固く閉じながらも咳き込んでいると、優しい声が彼を呼ぶ。
「大丈夫? 紅玲。お水持ってきたから飲んで」
サイドテーブルにトレーを置くと、千聖は紅玲の上体を起き上がらせる。水を差し出させると紅玲は一気に飲み干し、大きく息を吐いた。
「ふぅ……ありがと」
喉の渇きはなくなったが、まだ喉が痛いのには変わりない。顔を顰めて喉をさすっていると、のど飴が差し出される。口を開けると千聖は仕方ないわねと笑い、封を切って彼の口に放り込んでくれる。
手枷の鎖じゃらじゃら言わせながら 何度目か分からない絶頂を迎えると、紅玲は意識を手放した。千聖はゆっくり紅玲の上から降りると、玩具を全て外し、コンドームの先端をつまんで引っ張った。紅玲の精液が潤滑剤の役目を果たし、つるりと抜ける。室内に青臭くもほんのり甘い匂いが充満する。
「もったいないわね」
うっとりと精液まみれのペニスを見つめると、精液をねっとりと舐めとる。酒も飲まず、煙草も時々吸う程度だからか、彼の精液はほのかに甘い。この味にするために、千聖が最低でも週に4回は果物を彼に食べさせているというのもあるが。
紅玲のペニスはさすがに勃ちはしないものの感じてはいるらしく、時折彼の口から甘い声が漏れる。
「たまにはお仕置きする側も悪くないわね。だから、またおイタしてもいいのよ?」
そう言って紅玲の額にキスを落とすと、いつも彼がやっているように躯を拭き、服を着せた。体格差で苦戦したが、なんとかできた。さすがにシーツを取り替えるほどの体力は残っておらず、手枷を外す。赤くなってしまった手首にもキスを落とすと、紅玲を抱きしめて眠った。
「んん……」
紅玲が目を覚ましたのは真夜中のこと。真っ暗な部屋の中で空腹に気づくも、強烈な倦怠感で動けそうにない。喉がヒリついて咳き込み、千聖のサディスティックな笑みを思い出す。
(チサちゃん、いつもこんなだるいのかな? 今度からもう少し加減しよ……)
そんなことをぼんやり考えていると、電気がついた。眩しさのあまり目を固く閉じながらも咳き込んでいると、優しい声が彼を呼ぶ。
「大丈夫? 紅玲。お水持ってきたから飲んで」
サイドテーブルにトレーを置くと、千聖は紅玲の上体を起き上がらせる。水を差し出させると紅玲は一気に飲み干し、大きく息を吐いた。
「ふぅ……ありがと」
喉の渇きはなくなったが、まだ喉が痛いのには変わりない。顔を顰めて喉をさすっていると、のど飴が差し出される。口を開けると千聖は仕方ないわねと笑い、封を切って彼の口に放り込んでくれる。