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独占欲に捕らわれて*Regret
第3章 真相探求
「ふ、んん……はぅん……っ!」
今度はじっくり味わうように、舌が絡められる。いつもなら小さな反撃をしてみせるのだが、急にされたキスに頭が追いつけず、されるがままだ。
「んぅ、ふ……ぷはぁ……!」
ようやく解放されると、千聖は肩で息をする。

「可愛いなぁ、チサちゃんは。キスだけでこんなにトロンとしちゃって……。ねぇ、もしかして腰砕けちゃった?」
いつもより少し低い声が、千聖の鼓膜を震わせる。
「だって、紅玲のキス、すごく気持ちいから……」
「嬉しいこと言ってくれるなぁ。そんなこと言われたら、もっと乱したくなっちゃうの、分からない?」
紅玲は優しく千聖を押し倒すと、ソファの背もたれを倒してベッドにする。

「紅玲、はやく……」
千聖は潤んだ目で紅玲を見上げながら、服を脱ごうとする。紅玲はその手を止めると、自分で千聖の服を脱がせていく。
「さっきまではそんな気なんてなかったのにね? キスひとつでこうも積極的になるなんて、ホント淫乱だよね」
「紅玲じゃなきゃ、こんなことは……あ……」
胸元を指先でなぞられ、千聖は小さく喘ぐ。

「まぁオレ以外にはこんなこと、もうさせないけど」
そう言って消えかかった所有印に、上書きをする。
「ああっ……! ねぇ紅玲……私も紅玲にキスマークつけたい」
「いいよ、好きなだけつけて」
紅玲が起き上がって服を脱ぐと、千聖は彼の首筋に顔を埋める。

「あ、ごめん。今は見えるところはダメ」
「ふふ、お義父さまに見られたら困るものね」
紅玲が申し訳なさそうに言うと、千聖は首筋にキスを落として鎖骨の下に所有印をつけていく。同時に乳首を弄れば、紅玲の口から悩ましげな声が零れる。
「はぁ……ん、ぁ……」
声を我慢しながらも感じている紅玲に、千聖の加虐心が煽られる。

「だんだん乳首敏感になってきたわね。もっと責めてあげるわ」
千聖は紅玲を押し倒すと、片方の乳首を吸い上げ、もう片方の乳首を指先でグリグリとつまみ上げた。
「ひぅっ!? あ、チサ、ちゃん……グリグリしちゃ、ああぁっ!」
「可愛いわよ、紅玲」
紅玲の耳元に唇を寄せ、囁くように言うとそのまま耳を甘噛みした。
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