この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
独占欲に捕らわれて*Regret
第3章 真相探求
近くに参考になる客がいないか見回していると、電話が鳴った。ディスプレイには、紅玲の名前が表示されている。
「助かった……」
千聖は電話に出ると耳にあてる。
『もしもし、千聖。そっちはどう? 疲れてない?』
「疲れてはいないけど、お義父さまの服で悩んでるわ。どういうの買えばいいの?」
耳慣れない声と口調にむず痒さを覚えながらも、助けを求めた。

『休みでもワイシャツとか着てた人だから、ワイシャツとか無地のポロシャツでいいよ。下も黒系無地ならなんでもいいと思う』
「ざっくりしてて分かりやすいわね。ありがとう、参考にしてみるわ。紅玲の方はどう? 順調?」
『公共料金支払って、ウィークリーマンション借りたところ。あと1箇所行くところあるから、そこが終わったらまた連絡する』
「順調そうで何よりだわ」
『あぁ、今のところはな……。そろそろ次に行くから切るよ。またあとで』
「えぇ、待ってるわ」
電話が終わると紅玲が言った通りにワイシャツやポロシャツ、スラックスなどを買い、コインロッカーに入れた。すぐ近くにあるエレベーターで地下にあるスーパーに行くと、調味料ひと通りと食材をかごに入れていく。

「1番大きいカートを使えばよかったかしら?」
野菜をひと通り入れたところで、普通のカートにしたことを後悔する。カートを取り替えようとも思ったが、人の多い出入口に戻るのは気が引けたので、断念してそのまま買い物を続ける。もう1つのかご半分を肉で満たしたところで、歯ブラシやジップロック、キッチンペーパーなどを入れてレジに並んだ。

会計を終わらせるとコインロッカーに戻り、もう1つロッカーを借りて食料品を入れる。
「疲れた……」
千聖は息を吐くと、近くのカフェでアイスティーとキッシュを注文した。窓際の席で外を眺めながらキッシュをひと口食べる。
(美味しいけど、紅玲には叶わないわね)
物足りなさを覚えながら、紅玲からの連絡を待った。
/123ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ