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日直パートナー
第1章 転入の日
「オタくんの配属先は、1年1組です。教室に入ったら、まず黒板を背にして教卓の前に立ち、しばらくそのままじっとしていてください。なお、自己紹介など発声をしてはいけません。また、教室内の生徒から提案があれば、すなおに従ってください」
え?1年?
僕は驚いて
「え?僕、3年生ですが」
と思わず問い返した。しかし女子教師は
「1年1組で、合っています」
と答え、それ以上は何も言わなかった。
なんともおかしな。
私学というのは独特の校風があり、郷に入れば郷に従えということが大事である。僕は、沈黙した。

1年1組は、校舎の3階にあった。階段を上がり、廊下を奥に進み一番奥。
なお、クラスは1学年3クラスのよう。手前から、3組、2組と並んでいた。
各教室の中を見ようと目をやったが、廊下側の壁には窓がなかった。ドアにも、窓なし。

1年1組と書かれたドアの前に、立った。
「では、入室してください」
僕はドアノブに手をかけ、引っ張った。
中に入ると…。

教室の僕から向かって左側に、女子が縦に5人ずつ、4列で着席していて、つまり女子生徒は合計20名いた。
僕から向かって右側には、男子が縦に5人ずつ、2列で着席していたが、その1列目の一番前の席が空いていた。男子は、合計9名。僕を合わせ、10名。
クラスは、総勢30名だった。

僕は、あらかじめの指示通りに、黒板を背にして教卓の前に立った。
「えっ」
凄まじくもえげつない視線が、主に左のほうから僕に集中してきた。女子生徒20人の、まるでなめまわすような視線が、僕に突き刺さってきたのだ。
僕は、女好きである。女子の姿を見ようとしたが、そんな激しい視線にさらされ僕はひどく驚いた。
右のほうの男子9名は、というと、なぜか全員うつむいている。

かれこれ5分間くらい、僕は、女子20人から見つめられた。
そして。
教卓の左前の女子生徒、背の低い細身の可愛らしい顔をした、やたら幼い感じのその子が
「ニートくん、年齢と名前を言ってください」
と問うてきた。
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