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日直パートナー
第2章 初日直の朝
4月2日。
朝7時に起床し、朝食は各自室でとる。
室内には、小さな浴室、小さなトイレ、そして小さな洗濯機がある。窓があり、ベランダが付いていて、物干し台がある。
食事は自動配膳だが、それ以外は各自でやる。
部屋は、机とベッドだけ。パソコンはない。携帯電話は、所持禁止だった。
ネット環境から完全に遮断されていた。
と、室内の壁に取り付けの電話が鳴った。
「はい、オタですが」
「あ、ニートくん?」
声は、あの1年生の、顔がかわいい背の低い女子だった。名前は…、あ、聞いてない。クラス全員の自己紹介の場もなかったからなあ。
「ニートくん、わたし、昨日の英語の実力テストで、1位取ったよォ~♡だからァ~♡」
彼女の声が、なんだか鼻にかかったような感じに。
「わたし、ニートくんを、日直パートナーに指名しちゃったァ~♡」
「え」
「だからァ~♡8時に、教室に来てね~♡待ってるゥ~~~ッ♡」
そこで、電話が切れた。
え?お、おいおい。さっそくかよ…。
日直といえば、黒板をきれいにしたり、教室内を掃除したり、教師の指示を聞いたり。いやな雑用ばかりだ。
ただ、彼女の甘ったるい声の感じが、なんだか耳に心地よかった。
それに彼女、前日と違ってタメ口だった。それで親近感がすごく湧いた。
8時前、僕は、日直の仕事いやだなと思いつつも、彼女の可愛らしい姿を見れる楽しみもあって足は自然に教室のほうへ急いでいた。
朝7時に起床し、朝食は各自室でとる。
室内には、小さな浴室、小さなトイレ、そして小さな洗濯機がある。窓があり、ベランダが付いていて、物干し台がある。
食事は自動配膳だが、それ以外は各自でやる。
部屋は、机とベッドだけ。パソコンはない。携帯電話は、所持禁止だった。
ネット環境から完全に遮断されていた。
と、室内の壁に取り付けの電話が鳴った。
「はい、オタですが」
「あ、ニートくん?」
声は、あの1年生の、顔がかわいい背の低い女子だった。名前は…、あ、聞いてない。クラス全員の自己紹介の場もなかったからなあ。
「ニートくん、わたし、昨日の英語の実力テストで、1位取ったよォ~♡だからァ~♡」
彼女の声が、なんだか鼻にかかったような感じに。
「わたし、ニートくんを、日直パートナーに指名しちゃったァ~♡」
「え」
「だからァ~♡8時に、教室に来てね~♡待ってるゥ~~~ッ♡」
そこで、電話が切れた。
え?お、おいおい。さっそくかよ…。
日直といえば、黒板をきれいにしたり、教室内を掃除したり、教師の指示を聞いたり。いやな雑用ばかりだ。
ただ、彼女の甘ったるい声の感じが、なんだか耳に心地よかった。
それに彼女、前日と違ってタメ口だった。それで親近感がすごく湧いた。
8時前、僕は、日直の仕事いやだなと思いつつも、彼女の可愛らしい姿を見れる楽しみもあって足は自然に教室のほうへ急いでいた。