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俺の幼なじみの恵方巻の食い方がエロすぎる!
第1章
「そっかあ。ごめんねなんだか大変な時に」
「全然。ばあちゃんはちょっと風邪気味なだけだと思うし、気にしなくていいよ。恵方巻も余ってるし、ちょうど良かったかも」
「確かにいっぱいあるね」
「母さん買いすぎだよなあ。日持ちしないのばっか。全部食べちゃおーぜ!」
透明なパックを開ける。割り箸やら小皿やら麦茶なんかを用意していると、リビングのソファーに座っていた鳴海が言った。
「恵方巻って食べ方あるの知ってる?」
「あー……確か切らずにかぶりつくんだっけ?」
「それもある。もっとあるけどね、ルールみたいの」
用意を終え俺も鳴海の隣に座った。
「まあ、めんどいから初めから切るつもりなかったけどな。好きなの選んで食えよ」
「うん、いただきます」
「いただきます」
俺たちは取り皿に、恵方巻を一本ずつ取って乗せた。上から取ったけど海鮮だ。サーモンとか玉子とかキュウリとか、少しずつ中の具は違っているけれどだいたい一緒だった。
正直食べづらいが、手が汚れるのも嫌だったので箸で無理やりちぎって醤油をつけて食べた。