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ハイパーテクニックおじいちゃん
第14章 外食
飲み物を注文し待っていると、奥の階段から土気色をした小太りの年配男性が降りてきた。
その男性が寛を見つけるなり、声をかける。
どうも寛はこの店で、だいぶ常連の様だ。
「おう、寛。若いオネエチャン連れて、どうしたよ」
この男性も、二人がどういった関係だか知りたがっているようだ。
「見れば分かるだろ。デートだよ」
寛も再び躊躇なく答えた。
男性はニヤリと笑い、肘で寛の体を小突いた。
「やるなぁ」
「ナベこそ、今日どうした?」
男性は名は、ナベというらしい。
「後輩の送別会でな。OBとして顔出してんだよ」
「酒飲めねえんじゃないのか?」
「だから、烏龍茶で乾杯してんだ」
「まぁ楽しんで」
「そちらこそ」
ナベはお手洗いへ行く途中だったらしい。
階段横の扉に入って行った。
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