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花タクシー【完結】
第5章 3人の添乗レディー
3人の添乗レディー
「お客さん、今夜はナイトラウンジ”リップゲート”の送迎花タクシーにご乗車、ありがとうございます」
運転手は若い男だった。
まあ、店のフロントボーイかマネージャーかはわからないが、にわかホストっぽい染めヒゲの兄ちゃんだったような記憶がある。
でもまあ、キメのきちっとした最初のあいさつは気分よかった。
ということで、車はゆっくりとしたスピードでスタートしてね…。
「お客さん…、短い時間になりますが、できる限り楽しく接しさせていただきたいんで、まずはお名前伺っていいですか?」
「ちなみに仮名も可ですよ。ニックネームでもいいですからねー」
”助手席の女と助手席側は完全、同じ店の阿吽のツーカーだわ。で、左側のジミ女は新入りかな…”
オレはこの時点で、車中4人の目利きを済ませていた。
***
「奥山です。ちなみに本名でーす!」
”アハハハ…”
ここで一気にに空気は”定着”した。
”さあ、この後、どんなメニューがでてくるんだ?”
オレはもう”お楽しみ”モードに入ってて、これから始まる自宅までの約35分間をウキウキした気分で想像してたかな…。
「お客さん、今夜はナイトラウンジ”リップゲート”の送迎花タクシーにご乗車、ありがとうございます」
運転手は若い男だった。
まあ、店のフロントボーイかマネージャーかはわからないが、にわかホストっぽい染めヒゲの兄ちゃんだったような記憶がある。
でもまあ、キメのきちっとした最初のあいさつは気分よかった。
ということで、車はゆっくりとしたスピードでスタートしてね…。
「お客さん…、短い時間になりますが、できる限り楽しく接しさせていただきたいんで、まずはお名前伺っていいですか?」
「ちなみに仮名も可ですよ。ニックネームでもいいですからねー」
”助手席の女と助手席側は完全、同じ店の阿吽のツーカーだわ。で、左側のジミ女は新入りかな…”
オレはこの時点で、車中4人の目利きを済ませていた。
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「奥山です。ちなみに本名でーす!」
”アハハハ…”
ここで一気にに空気は”定着”した。
”さあ、この後、どんなメニューがでてくるんだ?”
オレはもう”お楽しみ”モードに入ってて、これから始まる自宅までの約35分間をウキウキした気分で想像してたかな…。