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花タクシー【完結】
第5章 3人の添乗レディー
「奧山さん、私はリップゲートのりりかです」


そう言って、助手席から後ろを振り返った態勢で、りりかはミニサイズの丸角名刺を差し出してきた。


「それで、奧山さんの右となりがキヨエちゃんです」


「奧山さんとは、もしかしてご近所かもの夜更かし娘、キヨエでーす。ちなみに仮名でーす」


「キヨエちゃん、この場合、源氏名とかって言ってよ、ねえ…」


”アハハハ…”


「じゃあ、左の彼女にはあえて本名を聞いちゃおうかな?」


「あら、奧山さん、彼女が私やキヨエちゃんと肌色違いだってわかったのかしら?」


”さすが、海千山千の夜の蝶は喰えないねー”


***


「…やっぱりか。この彼女は、6時間前までお堅い仕事バリバリだったキャリアウーマンかな?」


「どうなの、タカコちゃん…」


夜の蝶は相の手もまさに絶品だった。


「”元”はです…」


「わかりました。それ以上はいいですよ。タカコさん…」


「はあ、すいません」


彼女がほっとしたような表情になったのを、その時のオレは見逃さなかったよ。
これでタカコが”シロートさん”だと悟った。


”なら、もう成り行き任せだな”








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