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先生…好きです
第3章 初めての日
進んでいった先に駐車場が見えると、車はそこにバックで侵入した。
住宅…というよりお店っぽいけど、ここが目的地?
「ここは俺の知り合いが経営してるダイニングバーだ」
「バーってお酒飲む場所でしょ?私まだ未成年だよ?」
「今日は特別にお酒無しのメニューにしてもらってる。だから安心しな」
住宅地にバーがあるって、大人の隠れ家っぽくて素敵…
店内に入ると、ウッド調の壁紙やテーブルで温かみがある中、カウンター側の壁にはお酒の瓶がずらっと並んでいる。
「いらっしゃいませ。おー、新木!待ってたぞ」
「お邪魔します」
先生が会釈をしたこの人が先生の知り合い…
先生の知り合いだからスリムかと思ってたけど、ラガーマン並みにゴツい…
「この子が手出したっていう生徒か?」
「違いますよ。手出してません」
「は、初めまして。速水 杏奈です!」
「いらっしゃい。今日はこいつから杏奈ちゃんの誕生日をお祝いする特別コースを注文されちゃって…」