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先生…好きです
第3章 初めての日
先生が立ち上がって私の後ろに回ると、ネックレスを付けてくれた。
胸元でキラキラと輝いて、月のチャームが可愛い。
「よく似合ってるよ」
「ありがとう。でもこれ高かったでしょ?」
「そんなの気にすんな。ネックレス用に貯めた分は自分の為に使えよ。学生は色々お金掛かるんだから」
「うん」
ケーキを完食して一服してから、お会計を済ませる。
「ご馳走様でした!素敵な誕生日を過ごせて幸せでした、ありがとうございました」
「こちらこそ、新木もありがとな。またおいで。酒が飲めるようになったらより楽しめるぜ」
「また来ます、ありがとうございました」
車に乗り込んですぐに先生に抱き付いた。
「先生ありがとう。ご馳走様でした」
「ん。俺も杏奈の誕生日祝えて楽しかったよ」
先生の優しさに触れ、先生への好きな気持ちが溢れてくる…
もっと先生と気持ちを通じ合わせたい…
「先生…」
「どうし…っ!」
先生の腕にわざと胸を押し当てる。
先生の息が一瞬止まる。
「もっと先生と繋がりたい…早く先生と2人きりになりたいです…」
「はぁ…そんなにしたいの?」
「先生…?」
先生の目付きが代わり、唇をペロッと舐めた。
「俺ん家行こうか。俺も我慢出来ない…早く杏奈を俺のものにしたい」