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先生…好きです
第4章 文化祭と先生の過去
彼女にはジェラシーとは違った感情が湧いてくる。
先生を捨てて、更にバカにするなんて酷い!!
「教室に登校出来なくなった俺は、空き教室で時間を潰すようになった。その時に話を聞いてくれたり勉強を教えてくれたのが、福田先生なんだ」
「福田校長の事?」
「そうだよ」
福田校長はホンワカしてる先生で、皆にいつも優しい印象の先生だ。
「俺が学生の時は教師をしていて、俺の事を心配してくれた唯一の先生なんだ。俺が教室に戻れるようになるまでサポートしてくれて、バカにする2人の事も注意してくれて、俺は沢山助けられたんだ…だから俺は福田先生の様に生徒に寄り添える教師になりたくて、教師の道を歩んだ」
福田校長の温かい人柄に胸を打たれる。
先生が教師を目指した理由は福田校長の影響だったんだ…
「教室に通えなかったせいで、最初の文化祭に参加出来なかったし、関係築けなくて友達は少ないし…散々な高校生活だったよ…」