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先生…好きです
第5章 初めてのお泊まり
今でも凄くドキドキしてるのに、これ以上褒められたら高熱出て倒れちゃうよ。
「先生だってカッコいいし、料理上手だし、仕事中に掛けるメガネも素敵だし、優しい所があって、全部好きだよー」
「褒めてるって言うより好きなとこ言ってるの?ありがとう」
「うー、どうして大人の反応なのー!?」
「めちゃくちゃ嬉しいけど」
嬉しいなら、嬉しそうな反応して欲しいのに、こういう時に大人な反応はいらないよ。
ベッドに座った先生に抱き付き、頬を膨らませるとニコニコしながら頭を撫でてくれた。
「次は何するの?杏奈色々考えてくれたんだろ?」
「先生トランプしよ。スピードとかぶたのしっぽとか」
「中学の修学旅行みたいで楽しそうだな。やるか」
トランプを楽しんだり、先生が観たいと言っていた映画のDVDを観賞していると、5時を過ぎていた。
「今日の夕飯はカレーって言ってたな。今から夕飯の準備して、飴色玉ねぎ作ろうと思うんだけど」
「飴色?」
「そう。玉ねぎをじっくり炒めるんだよ。味に深みが出るぞ」