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第7章 第二脱落者

ピピピピピピピッ……

タイマー音が無粋に鳴り響いた。

「そこまでです。天谷さん、お疲れ様でした」

メイドはそう言うと翔太と天谷を引き離した。

「えっ……あ、はい……」

天谷は不満そうにベッドから降りて脱がされた服を整えて部屋から出ていった。
盛り上がっていたところを中断させられ、翔太もモヤモヤとした気持ちで一杯になる。

そしてすぐさま二番目の試験者がノックをして入室してきた。

「い、一条寺さんっ!?」

入室してきた一条寺琴音はなんとはじめから服を着ていなかった。
現役トップアイドルが全裸でやって来るという衝撃的な姿は、先ほどまでの天谷の恥態を忘れてしまうくらいのものだった。

「翔太さん。私を苛めてください」

一条寺はそっと翔太にもたれかかり、脳に直接訴えかけるような艶やかな声でおねだりをしてきた。