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許嫁が多すぎる
第8章 第三試験
「それから次の試験ですが、一人づつ行うことになっております。試験の性質上一日一人が限度となっております。翔太様には申し訳ございませんが四日間かけて試験をしていただくことになります」

「ほう。それは大変だな。どんな試験なんだ?」

運ばれてきたトーストを食べながら翔太が尋ねる。

「翔太様が射精するまでの時間を競う試験となります」

朝の爽やかな雰囲気にそぐわない内容を執事長が口にする。

「射精するまでの時間?」

「そうです」

執事長は頷いて詳細の説明を開始した。

試験者は一日中翔太と二人きりで過ごすこととなる。二人きりとは言え不正防止のためにメイドの監視はあるが。

その一日は何をしても構わないというルールになる。
屋敷の外に行っても構わない。

ただしその間は試験者はもちろん、翔太本人も一切翔太の性器を触れてはいけない。(ただしトイレは除く)


そして九時ジャストから試験を翔太の自室で開始する。
従って九時までに部屋に戻らなくてはならない。
九時までに戻らなくても失格にはならないが、試験はあくまで部屋についてから開始となる。

試験者はどのような方法でも良いのでとにかく翔太を射精させる。
ただし翔太自身は試験中も自らの性器に触れてはならない。
射精までの時間を競う試験となる。
正確には射精が始まり、止まった時間が記録時間となる。

もちろん早かったものが勝ちで一番遅かったものが失格となる。

執事長は簡潔にその試験内容を翔太と試験者達に説明した。

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