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第8章 第三試験

「では早速順番を決めさせてもらいます」

くじが用意され、許嫁たちは緊張した面持ちでくじを引く。

くじを引いた許嫁たちの表情は様々だった。
微笑むもの、困惑するもの、泣きそうなもの……

「順番が決まりました。一番千樹さくら、二番西尾梨華、三番天海聡子、四番一条寺琴音。以上の順番となりました」

基準となるものがない一番手にさくらが来たことに翔太は不安を覚える。

「では早速本日から開始します。千樹さくらさん、お願いします」

「えっ……ちょ、ちょっと待て！　今日からかよっ!?」

翔太は焦った。

「はい。本日からでございます」

「そ、そんなっ……」

今日は朝から梨華と天谷と3Pをしてしまった。
夜の九時までには当然回復はしているだろうが、朝射精していない日に比べればハンディとなることは間違いない。

「一日何をするかっていうプランを決める時間がないですっ！　今日からというのは不公平ですっ！」

さくらも執事長に抗議する。
当然翔太が朝射精してしまっているだろうということも反論する大きな理由の一つだった。