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許嫁が多すぎる
第10章 三日目
「えと……あの……お願いします」

いつもフランクな口調の天谷がテンパったような敬語を使い、翔太も変に構えてしまう。

「こ、こちらこそ……」

昨日までは憎まれ口を叩きながらエッチなことも出来たが、翔太も自分のことを好きだったと聞かされて天谷は動転してしまっていた。

震える天谷の手が翔太の手の甲に重なる。
しっとりと濡れた手のひらに天谷の緊張を感じ取る。

「あ、開けるね……」

「お、おう……」

天谷は昨日までの勢いとは程遠い手つきで翔太のチャックを開き、陰茎を露出させる。
緊張してしまっていた翔太のそれはだらんとだらしなく横たわっていた。

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