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第2章 祖父、紫水

「駄目っ！　お願いっ！　お願いっ！」

阻まれながらも必死で一条寺は手淫を続けようとする。

「駄目だ。ごめん……俺はさくら以外の人と付き合う気もエッチする気も、ましてや結婚する気もないんだ。ごめん」

「お願いっ！」

一条寺は体当たりをするように翔太を押し倒す。

「うわっ!?」

手の自由を取り戻した一条寺は必死に翔太の粘膜を擦る。

「ああっ！　いち、じょうじ、さんっっ!!」

素早い手の捌きに翔太は思わず強い快感を感じてしまう。
それまで背中向きで見えていなかった一条寺の裸体を見てしまったのもいけなかった。
美しいアイドルの裸に見とれてしまい、思わずされるがままに弄らせてしまったのが良くなかった。

「気持ちいい？　翔太さんっ」