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許嫁が多すぎる
第1章 許嫁増殖
「ちょっと待て。俺はごく普通の高校生だぞ? 許嫁とかいるはずないし……人違いじゃないのか?」
「有馬翔太……ですよね?」
「そ、そうだけど、同姓同名の他人じゃ……」
「間違いないです」
ロロットはニッと元気よく笑って写真を突き出してきた。
「なっ……!?」
その写真は中学校入学式の時の、今より子供っぽいが、翔太の写真に間違いなかった。
「どどどどういう……」
頭がパニクった翔太は写真をひったくり凝視する。
「翔太君っ……」
じぃーと冷たい視線を浴びせるさくら。
「翔太のお祖父様に許嫁として認めてもらったのです!!」
にこっと笑いながらロロットは翔太から写真を奪い返した。
「じ、じいちゃん?」
「はい!!」
「有馬翔太……ですよね?」
「そ、そうだけど、同姓同名の他人じゃ……」
「間違いないです」
ロロットはニッと元気よく笑って写真を突き出してきた。
「なっ……!?」
その写真は中学校入学式の時の、今より子供っぽいが、翔太の写真に間違いなかった。
「どどどどういう……」
頭がパニクった翔太は写真をひったくり凝視する。
「翔太君っ……」
じぃーと冷たい視線を浴びせるさくら。
「翔太のお祖父様に許嫁として認めてもらったのです!!」
にこっと笑いながらロロットは翔太から写真を奪い返した。
「じ、じいちゃん?」
「はい!!」