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第6章 選択肢

夕食の時間の世話係はさくらであった。
夕食だとほとんどいちゃいちゃは出来ないが、いつものような拒みはせずに仲睦まじく食事をした。

そして一番の問題の入浴の時間となった。

入浴は裸同士になるため、どうしても際どい状況は避けられない。
昨日のお風呂はアイドルの一条寺琴音に世話をされ、射精までしてしまった。
同じ失敗は繰り返さないように翔太は隙のない動きを頭で何度もシミュレーションしてから浴室へ向かった。

翔太は世話役の登場に恐れながらもさっさと体を洗う。
おおかた体を洗い終わったときにようやく浴室のドアが開き、世話役が湯煙の中から現れた。

「お、お背中、洗いますっ……」

現れたのは中学生の邪気眼厨二病の西尾梨華だった。
梨華は全身にきっちりとバスタオルを巻き付け、可哀想なくらいに照れながらやって来た。

「り、梨華ちゃん……もう洗い終わったからいいよ」

あまりの梨華の照れ具合に翔太も緊張してしまう。
梨華の顔は湯気の蒸気のせいだけとは思えないくらいに赤く染まっている。
身体に密着したバスタオルが禁断の果実の肉体ラインを露呈させている。

犯罪的な幼い艶気に翔太も思わずくらくらっと目眩を覚える。