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許嫁が多すぎる
第6章 選択肢
「じゃ、じゃあ一緒に湯船に浸かりましょう……」
「えっ!? い、いいよそんなの」
翔太は慌てて泡を流し落とす。
「もう上がるところだから」
「そ、そんなぁ……」
涙目で狼狽える梨華を無視して翔太はタオルで前を隠して上がろうとする。
「アベル様は私のこと、お嫌いですか……?」
「い、いや……嫌いとかじゃなくて……てかアベル様じゃねぇし……」
「五千年の孤独を経てようやく巡り会えたのですよ!!」
「……前、二千年っていってなかったっけ?」
「も、もうっ!!」
翔太の突っ込みにたじろいだ梨華は照れ隠しのように抱きついてきた。。
「うわっ!?」
滑りやすい床でぶつかられた翔太はあっさりと体勢を崩して湯船に落ちた。
それもぶつかってきた梨華を抱きながら。
「ぷはっ!! り、梨華ちゃん無茶するなっ!!」
顔をあげた翔太は梨華を叱る。
しかし梨華は反省などするはずもなく、体を密着させたまま翔太を見上げる。
「えっ!? い、いいよそんなの」
翔太は慌てて泡を流し落とす。
「もう上がるところだから」
「そ、そんなぁ……」
涙目で狼狽える梨華を無視して翔太はタオルで前を隠して上がろうとする。
「アベル様は私のこと、お嫌いですか……?」
「い、いや……嫌いとかじゃなくて……てかアベル様じゃねぇし……」
「五千年の孤独を経てようやく巡り会えたのですよ!!」
「……前、二千年っていってなかったっけ?」
「も、もうっ!!」
翔太の突っ込みにたじろいだ梨華は照れ隠しのように抱きついてきた。。
「うわっ!?」
滑りやすい床でぶつかられた翔太はあっさりと体勢を崩して湯船に落ちた。
それもぶつかってきた梨華を抱きながら。
「ぷはっ!! り、梨華ちゃん無茶するなっ!!」
顔をあげた翔太は梨華を叱る。
しかし梨華は反省などするはずもなく、体を密着させたまま翔太を見上げる。