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裸遊び(前戯)活動記録【部活編】
第3章 半年前のいたずら
それは、今を去ること半年前。
ルリ・ユキ・カナも、ケンジも、共にまだ中1だったときの夏休みのある日の午後のこと。
1年1組のクラスメートだけの、サマーキャンプ行事があった。
そう、この3人女子は、ケンジと同じクラスだった。ケンジがなぜ覚えていないか、いくら無口キャラといっても。
しかし、行事にいちおう参加はしていたが、ケンジはほとんど孤立状態。
お昼のバーベキューの時、ケンジのことをよく知らない女子が気づいて焼いた肉や野菜をケンジに届けようとした。すると男子がそれを見かけ
「それ、あいつのとこへもっていくのか?」
「うん、そうだけど」
「やめとけ。あいつは人間じゃないんだ」
「え?どういうこと?見たところ、人間だけど」
「あいつはな…」
と男子は、声を低め女子にぼそぼそと話した。
やがて女子は
「なあーんだ、キモヲタオンチぼっち君か…」
と言い、持っていくのをやめた。
このクラスではこのころ、既にカーストが出来上がっていて、オタクというだけで最下層。そして運動音痴は、奴隷扱い。といった感じである。
ケンジはしばらく、皆が談笑するのを見ていたが、やがて近くのコンビニに行き、おにぎりとジュースを買っておなかを膨らませた。
このころ、ルリ・ユキ・カナは、ケンジを最下層奴隷男子として認識していたので、何の関心も持っていなかった。その日の夜までは。
ルリ・ユキ・カナも、ケンジも、共にまだ中1だったときの夏休みのある日の午後のこと。
1年1組のクラスメートだけの、サマーキャンプ行事があった。
そう、この3人女子は、ケンジと同じクラスだった。ケンジがなぜ覚えていないか、いくら無口キャラといっても。
しかし、行事にいちおう参加はしていたが、ケンジはほとんど孤立状態。
お昼のバーベキューの時、ケンジのことをよく知らない女子が気づいて焼いた肉や野菜をケンジに届けようとした。すると男子がそれを見かけ
「それ、あいつのとこへもっていくのか?」
「うん、そうだけど」
「やめとけ。あいつは人間じゃないんだ」
「え?どういうこと?見たところ、人間だけど」
「あいつはな…」
と男子は、声を低め女子にぼそぼそと話した。
やがて女子は
「なあーんだ、キモヲタオンチぼっち君か…」
と言い、持っていくのをやめた。
このクラスではこのころ、既にカーストが出来上がっていて、オタクというだけで最下層。そして運動音痴は、奴隷扱い。といった感じである。
ケンジはしばらく、皆が談笑するのを見ていたが、やがて近くのコンビニに行き、おにぎりとジュースを買っておなかを膨らませた。
このころ、ルリ・ユキ・カナは、ケンジを最下層奴隷男子として認識していたので、何の関心も持っていなかった。その日の夜までは。