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蕾は開き咲きほこる
第5章 楽しい時間
これ以上話しても平行線だと思った課長は話を切り上げ、断り続けた私の荷物をもって店を出て行った。
「ごめんなさいね。私も相当頑固だけど光春くんも意外と頑固なのよ。それに紳士で優しいしょう?だから雨の日に女性を一人で帰らせるなんて絶対にしないと思うわよ。それに、車のカギを渡さなかったら自分の車を出してまで送るんじゃないのかしら?彼ってそういう人よ」
「でもっ、迷惑じゃ……」
「迷惑と思うような相手だったらこの店に連れてきていないわよ。連れてきたということは少なからず好意はあるって事」
「でも……」
桜子さんに何を言われてもすっきりとはしなかった。
逆にモヤモヤが広がり苦しくなる。
「汐里ちゃんからしたら申し訳ないって思うかもしれないけど、光春くんにとっては一人で帰らせる方が申し訳ないって思うような人なのよ。だから彼のためにも送らせてあげてね」
桜子さんと話していたら表の方からクラクションの音が鳴り、彼のためにと言われると素直に送ってもらうしかなかった。
「ごめんなさいね。私も相当頑固だけど光春くんも意外と頑固なのよ。それに紳士で優しいしょう?だから雨の日に女性を一人で帰らせるなんて絶対にしないと思うわよ。それに、車のカギを渡さなかったら自分の車を出してまで送るんじゃないのかしら?彼ってそういう人よ」
「でもっ、迷惑じゃ……」
「迷惑と思うような相手だったらこの店に連れてきていないわよ。連れてきたということは少なからず好意はあるって事」
「でも……」
桜子さんに何を言われてもすっきりとはしなかった。
逆にモヤモヤが広がり苦しくなる。
「汐里ちゃんからしたら申し訳ないって思うかもしれないけど、光春くんにとっては一人で帰らせる方が申し訳ないって思うような人なのよ。だから彼のためにも送らせてあげてね」
桜子さんと話していたら表の方からクラクションの音が鳴り、彼のためにと言われると素直に送ってもらうしかなかった。