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第6章 私の頑張り

「これだけのコスモスを同時に咲かせるのは凄いですね」

「そうですね。遅咲き早咲きの花もあるでしょうに一か月楽しめるように色々と工夫がされているみたですよ。それも考えながら見るもの良いかもしれませんね」

しばらくそこからの景色を楽しんだ後、下に降りて近くからお互いに写真を撮りはじめた。
ここでも小さな蜂が飛び交い白やピンクのコスモスに群がる写真を撮ったり、空に向かって咲くコスモスを見上げるようにして撮ったりと色々な角度から写真を撮って楽しんだ。
楽しんだ後はお互いに写真を見せあうようになり、今日はコスモス園の中央に飲食できる場所があるということで、そこでビールを飲みながら写真を見せあうことにした。

「コスモスの花の裏を撮るなんて斬新ですね。課長らしいです」

「そうですか？坂上さんのこれなんかも素敵なアングルですね。秋の高い空に向かって懸命に咲いているコスモスの生命力が伝わってきます――これも面白い、コスモスがメインではなく茎を登っていくてんとう虫がメインとは注目観点が面白い」