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蕾は開き咲きほこる
第6章 私の頑張り

お店に到着して軽く飲んでいると、次から次へと人がやってきて1時間もしないうちに10数名の課長の同級生が集まって賑やかになった。
初めは課長の隣に座っていた私も、代わる代わるに課長と話したがる同級生に場所を譲ると、いつの間にか一番端っこでビールを飲む羽目になっていた。
私が課長の傍を離れても、えっちゃんという人は課長の腕にしがみついて傍から離れようとせず、その腕を振りほどこうとしない課長にモヤモヤとした気持ちが湧き上がっていた。
私と課長はただの会社の上司と部下だと分かっていても今日は私とでかけたんだから!!……と、普段は思うことのないような事まで考えて嫌な気分になり、どうしてこんな気持ちになるのか分からなかった。
「何々?そんなに光春の事が気になる?」
課長の方をちらちら見ながらひとりでお酒を飲んでいる私の横に、少し太った男性が座って話しかけてきた。
その瞬間、身体がこわばり手に持っていたコップをぎゅっと握りしめて俯く事しかできない。
初めは課長の隣に座っていた私も、代わる代わるに課長と話したがる同級生に場所を譲ると、いつの間にか一番端っこでビールを飲む羽目になっていた。
私が課長の傍を離れても、えっちゃんという人は課長の腕にしがみついて傍から離れようとせず、その腕を振りほどこうとしない課長にモヤモヤとした気持ちが湧き上がっていた。
私と課長はただの会社の上司と部下だと分かっていても今日は私とでかけたんだから!!……と、普段は思うことのないような事まで考えて嫌な気分になり、どうしてこんな気持ちになるのか分からなかった。
「何々?そんなに光春の事が気になる?」
課長の方をちらちら見ながらひとりでお酒を飲んでいる私の横に、少し太った男性が座って話しかけてきた。
その瞬間、身体がこわばり手に持っていたコップをぎゅっと握りしめて俯く事しかできない。

