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蕾は開き咲きほこる
第1章 愛しい人
「あなたっ……焦らさないで、ください」
大事な部分を凝視したまま動こうとしない光春さんに懇願しても光春さんはチラリと私に視線を向けるだけで動こうとはせず、私の更なる懇願を待っていた。
時を重ね身体を重ねて行くうちに彼が何を望むか分かるようになる。
彼が欲しい言葉を口にしないと光春さんは動かず私に欲しいものをくれない。
だから私はもう一度懇願する。
こんな言葉を口にするのは憚られるけど、今の私には恥ずかしくても言葉にするしかなかった。
「おっ、お願い、します。……クリトリス、と……おまんこでイカせて、くだ、さぃ……」
最後の方は聞こえるかどうか分からない程のか細い声になったけど、光春さんは満足そうに口角をあげ私の中に小さなおもちゃを2つ押し込んでスイッチをいれた。
「あっ……やっ……」
与えてほしかった快楽に、光春さんの腕を握りしめながら突き抜けていく快楽に身体を震わせ耐え忍ぶ。