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蕾は開き咲きほこる
第7章 気づかされる想い
だけどその日、課長は会社に戻って来ず、次の日も会社に来ることはなかった。
大丈夫ですかとLINEを送っても既読すらならず、何があったのかと心配でたまらない。
そんな課長から連絡が入ったのは4日後の日曜日の朝だった。
『LINEを貰っていたのに返事を返せなくて申し訳ない』
「いえ、それは気にしないでください。それより、大丈夫ですか?」
『ええ、私は大丈夫ですよ。ただ手続きや相手方との交渉で意外と手間を取ってしまっただけですから』
少し疲れた声に本当に大丈夫なのかと心配になった。
その反面、疲れているのに連絡をしてくれた課長に嬉しく思うのは不謹慎だろうか。
『それで今日電話をしたのは坂上さんにつきあってもらいたい場所があるのです。これからつきあってもらえませんか?』
「これからですか?」
『はい。坂上さんがよろしければ今から迎えに行きますがどうでしょうか?』
こんな時に頼ってもらえることが嬉しくて、課長の用事につきあう事にした。
大丈夫ですかとLINEを送っても既読すらならず、何があったのかと心配でたまらない。
そんな課長から連絡が入ったのは4日後の日曜日の朝だった。
『LINEを貰っていたのに返事を返せなくて申し訳ない』
「いえ、それは気にしないでください。それより、大丈夫ですか?」
『ええ、私は大丈夫ですよ。ただ手続きや相手方との交渉で意外と手間を取ってしまっただけですから』
少し疲れた声に本当に大丈夫なのかと心配になった。
その反面、疲れているのに連絡をしてくれた課長に嬉しく思うのは不謹慎だろうか。
『それで今日電話をしたのは坂上さんにつきあってもらいたい場所があるのです。これからつきあってもらえませんか?』
「これからですか?」
『はい。坂上さんがよろしければ今から迎えに行きますがどうでしょうか?』
こんな時に頼ってもらえることが嬉しくて、課長の用事につきあう事にした。